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大学院修了実績取得機会の均等化、通信制大学院とは?

修士や博士になりたいのなら、大学院に通うしかない?

過去には「近くに大学院が無い」「毎日職場につめなければならず、学校に通うことができない」といった理由で、こういった大学院修了実績できずに諦めなければならない人も少なからずいました。大学院には通学して所定の課程を修めることで博士号が取れる「課程博士」以外にも、基本的に博士論文を提出するだけで博士号が取得できる「論文博士」という制度がありますが、これは相当に高いレベルの知識・技術・経験が求められるため、基本的には過去に大学院で教育を受けていた人向けの制度と言えます。やはり、大学院に通えなければ、大学院の修了実績を取ることはできないのです。

大学への通学の必要が無い!?通信制大学院の利点

このような問題に対し、大学院での教育の機会も均等化されるべきだとして、平成10年3月に通信制大学院が制度化されました。昨年度の段階で27の大学で通信制大学院が設置されています。もともと大学院自体の募集人員が少ないため、通信制大学院についても入学定員枠は決して多くありませんが、完全に定期的通学が不必要な通信制となることで、格段に大学院修了実績の取得の門戸が拡大しました。今後も通信制大学院を設置する大学が増加していけば、高度な専門性による教育をより身近に享受することができるようになるかもしれません。

通わなくて良いわけではない!?通信制大学院の注意点

しかし、「通信制」だからと言って、全く通わなくて良いわけではありません。修士号や博士号を取得するためには論文を提出しなければなりませんが、こういった論文は一人で書くことはできません。ですので、最低でも「面接授業」という実際に登校して対面の授業を受ける必要があります。通信制大学院の授業は放送授業や印刷教材による授業、さらにはeメールをやりとりして完結するような授業もあり、基本的には通学を要しませんが、必ずどこかで通学しなければならない授業が行われますので、今後通信制大学院の教育を受けようと考えている人は注意が必要です。

通信制大学院とは、希望する大学院が自宅の近くに無かったり、仕事の時間の都合上通えないという人のために印刷教材等を使って授業をする大学院です。